東京二期会コンチェルタンテシリーズ「エロディアード」

東京二期会コンチェルタンテシリーズ「エロディアード」
2019年4月28日    14時     オーチャードホール
ミシェル・プラッソン(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団
ジャン:渡邉公威 
エロデ:枡 貴志
ファニュエル:北川辰彦
ヴィテリウス:薮内俊弥
大祭司:水島正樹
寺院内からの声:吉田連
サロメ:國光ともこ
エロディアード:池田香織
バビロニアの娘:徳山奈奈
合唱:二期会合唱団

マスネ:歌劇「エロディアード」

 サロメのマスネ版と言いたいところですが、生首云々がないので、それほどおどろおどろしい訳ではありません。また「マノン」や「ウェルテル」のように抒情的なオペラでなく、いわゆるグランドオペラです。まあマスネーの原形が見えるような。であまり聴きやすいものではありません。

 演奏ですが、エロディアードの池田が芯の通った声で王妃や母としての威厳と弱みを表現します。エロデの枡も同様です。サロメの國光もこのオペラでのサロメにあった声質でした。ファニュエルの北川も好演。ジャン役はオーケストラを飛び越える声があれば。

 マスネのスペシャリスト、プラッソンは肩に力を入れず、ゆったりとした指揮で、まあ自家薬籠中の物、プラッソンにとっては日常なのでしょう。
 東京フィルはオペラらしい演奏をしていました。合唱も同様です。

 セミステージ形式で、舞台後方に描写的で解りやすい、映像が投影されていました。

 めったに聴けないオペラで平成を締めくくることができました。

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